女性医師麻酔科復帰支援プロジェクト
プロジェクトの概要
 
  眠れる人材の増加
     結婚や出産・育児等で一旦現場を離れた医師が休職後から一気に通常業務へ復帰することは困難であり、麻酔科医として復帰するための再教育・研修現場と子育て中の女性医師受入れ可能な医療機関を探すなどの復帰支援を必要としている。女性麻酔科医数の増加に比例して、復帰支援体制及び環境がないため、長期休職せざるを得ないママ麻酔科医も増加している。
 他分野女性医師も育児中の場合フルタイムでの勤務が不可能なために長期休職せざるを得ない。

  「眠れる人材」の掘り起こしにより認定病院の麻酔科再生を目指す
     24〜34歳の麻酔科医の約4割が女性であり、女性麻酔科医の出産・育児による休業は、認定病院の麻酔科医不足から超過勤務によるスタッフの疲弊、認定病院の麻酔科医流出による麻酔科医養成システムの崩壊へと繋がる負のスパイラルを引き起こしつつある。本プロジェクトによるママ麻酔科医と他分野女性医師の麻酔科復帰支援は、「眠れる人材」の掘り起こしによる地域医療における麻酔科医不足の即時的な改善だけでなく、認定病院の麻酔科再生による麻酔科医養成システムの再構築への正方向のスパイラルに転換することで、長期的な麻酔科医確保を目標としている。

麻酔科医養成システムにおける負のスパイラルを復帰支援プロジェクトによって正のスパイラルへ転換する。

  女性医師の麻酔科復帰の利点
   
a) 主治医制ではない(受け持ち入院患者がいない)ため、時間外呼び出しのない勤務形態が可能であること
b) 週1日からフルタイムまでと勤務形態の自由度が高いことにより、他分野と比較して育児期間においての復帰も容易であること
c) 比較的短期間(2年間の麻酔専従)で麻酔科標榜医資格の取得が可能であること
d) 麻酔科における全身管理とプライマリケア能力の習得は、幅広い診療科領域での応用が可能であり、育児期間終了後の他分野への復帰においてもメリットの高いキャリアパスとなりうること
 


 
  著作権:長崎大学医学部・歯学部附属病院